クロキプロ

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クロキプロ

映画、TVドラマ、CM等の製作会社にエキストラを紹介する会社です。

<歴史と現況>

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クロキプロ代表取締役の星野和子さん

(クロキプロのホームページと代表取締役の星野和子さんからの取材した話による)
 クロキプロは現在の代表取締役である星野和子さんのお父さんが1946年に設立された日本映画学校をルーツとしています。日本映画学校では、新人俳優を養成し大映映画などに出演させていました。その中には、現在でも映画やテレビで活躍している俳優などがいるそうです。その場所は大映撮影所の近くで、京王相模原線沿いにありました。
 その後、俳優の養成は止め、映画のエキストラを紹介する仕事を中心にするようになりました。エキストラは調布や近隣の住民が多く、希望者は口コミで広がっていきました。日本映画最盛期には日活映画を中心に1000人ものエキストラを紹介するほどの規模にまでなりました。当時の日当は500円ぐらいでした。エキストラには主婦の方たちが多く、その中のリーダから関係するビジネスを起こす方もいました。現在も有名な児童劇団を起こした人もいます。
 日本映画が斜陽になり、映画のエキストラの需要は少なくなりました。大映撮影所では、TV映画の「ザ・ガードマン」や山口百恵の「赤い**」シリーズなどです。日活撮影所では、日活が1971年にロマンポルノの路線に転換した後は、地元の主婦が出演するエキストラを紹介する仕事はなくなってしまい、都心でロマンポルノの出演者をスカウトする仕事もやったそうです。
 現在は、映画やTVドラマでは、石原プロやNHKの大河ドラマやTVのCMの制作にエキストラを紹介しています

<星野和子さんの話1:最近のエキストラで困っていること>

(1) 現代物の撮影では衣装はエキストラの自前です。ところが、昭和40年代の時代設定では現代の衣服は合いません。そのため、エキストラにはなるべく目立たない衣服を着てくるように言っています。

(2)警官役では髪の毛のすその短い人が必要ですが、そのような人がいなくなってきており、警官役を集めるのが大変です。時代劇では女性の場合、かつらの下から地毛が見えるため、黒い髪の毛の人が必要ですが、そのような女性は少なくなっており困っています。

<星野和子さんの話2:調布と共に>

日本映画最盛期の時代は、調布にある日活や大映の撮影所に製作部門があり、そこからからエキストラの要請があったので、エキストラを紹介する当社が調布に存在することに意味がありました。ところが、現在は日活や角川大映の撮影所は貸しスタジオになっており、製作会社は都心にあるので当社の営業も都心ですることがほとんどです。そのため、当社の若い人は、事務所を都心に移すことを望んでいますが、私は調布でやってきたこの仕事を、私の代の間は調布で続けるつもりです。調布に住んでいるたくさんの方々に、映画やTVのエキストラに出演してもらいたいと思っています。

基本情報

所在地 調布市布田 4-4-3
ホームページ http://kuroki-pro.com/
お問い合わせ: 調布市立中央図書館 地域情報化担当
042-441-6181
※クロキプロへの問い合わせはクロキプロHOMPAGEからお願いします。
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