中西悟玄

祇園寺 中西悟玄の墓

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 中西悟玄の墓

中西悟玄(元治郎)(1864~1914)は加賀国(石川県)出身、代々加賀藩士の家柄。長じて自由民権運動に身を投じ、2度の渡米で現地の同志と新聞を発行し日本政府攻撃の論陣を張りました。日本国内においても多くの人士と交流し活発に政治、実業活動を行ないました。また仏教にも帰依し祇園寺の住職に就任。同寺で1908年(明治41)に旧自由党の殉難者慰霊大法会を行ないました。また『週刊多摩新聞』を発行し多摩地域の文化にも貢献。文学者で野鳥の会の創設者中西悟堂は養嗣子です。

<参考資料>
★『明治末期週刊多摩新聞全集 調布史談会復刻』
★『愛鳥自伝』上 p11~205