調布の空襲

調布地域への空襲

 調布地域への本格的空襲は、1945年(昭和20)2月16日、太平洋上から来襲した米軍艦載機によって始まり、同年8月15日までの大小15回ありました。
 調布地域周辺では、B29爆撃機の標的は、調布飛行場(ターゲット番号1412)と、武蔵野市にある中島飛行機武蔵製作所(同357番)でした。そのため調布地域にも爆弾・焼夷弾が投下され、米軍戦闘機の機銃掃射がありましたが、いずれも、これらの標的への巻添えともいえます。

1945年 調布地域空襲一覧

月 日 攻撃機 空襲被害状況
2月16日 艦載機 硫黄島上陸準備の調布飛行場空襲
2月17日 艦載機 前日同様、調布飛行場空襲 調布町家並にも機銃掃射
2月19日 B29爆撃機 250K爆弾を佐須・柴崎等に投下、調布初の犠牲者あり
4月07日 B29爆撃機 飛燕の体当たりで国領にB29爆撃機が墜落
4月19日 P51陸軍機 調布飛行場空襲、飛行場の三機が炎上
5月25日 B29爆撃機 中島飛行機三鷹研究所(三鷹町)、甲州街道沿及び上ヶ給・国領・絵堂に被害
6月11日 P51陸軍機 仙川地区の寺院・学校に機銃掃射
7月05日 P51陸軍機 調布飛行場空襲、兵士1名死亡
7月08日 P51陸軍機 調布飛行場空襲
7月10日 艦載機 調布飛行場空襲
7月28日 P51陸軍機 調布町の飛田給に機銃掃射
8月03日 P51陸軍機 調布飛行場空襲
8月07日 P51陸軍機 調布飛行場空襲
8月08日 B29爆撃機 調布飛行場及び周辺を空襲
8月15日 艦載機 午前中、調布飛行場空襲

調布地域での戦争犠牲者

■ 空襲による死者・・・13名
■ 学徒勤労動員の死者・・・1名(千歳中学校四年生)
■ 勤労奉仕の死者・・・1名(調布国民学校四年生)
■ 調布飛行場空襲の死者・・・2名(判明分のみ)
■ 墜落したB29搭乗員・・・10名(米兵)
■ 戦没者・・・548名(陸海軍兵・軍属等)
                         (『調布市百年史』より)

引用データ・参考資料

 データは国会図書館所蔵『米軍資料』『GHQ資料』及び東京都公文書館『帝都防空本部情報綴』と、調布地域資料を基礎資料としています。

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<参考資料>
☆『調布市域の空襲と敗戦 空襲記録検証編』【蔵書検索】
☆『調布市域の空襲と敗戦 敗戦・占領編』【蔵書検索】
☆『いまも心に-記録集 戦争体験を次の世代へ-』(調布市)p.165-178【蔵書検索】
 ↑現時点でもっとも参考になる資料です。
☆『調布市史 (下)』(調布市)【蔵書検索】
☆『僕の調布にも空襲があった』(みんな新聞社)【蔵書検索】
☆『続 僕の調布にも空襲があった』(みんな新聞社)【蔵書検索】
☆『日本空襲の全容』(東方出版)【蔵書検索】
☆『東京大空襲・戦災誌 第3巻』(東京空襲を記録する会)【蔵書検索】
★『図説調布の歴史』(調布市)【蔵書検索】
★『多摩の空襲と戦災』(けやき出版)【蔵書検索】
★『平和のための戦争の記録 1』(刊行委員会)【蔵書検索】
★『調布市百年史』(調布市)【蔵書検索】
★『平和のための戦争の記録 2』(刊行委員会)【蔵書検索】
★『陸軍飛行第244戦隊史』(そうぶん社)【蔵書検索】
▼『1億人の昭和史 4』(毎日新聞社)【蔵書検索】
▼『しんぷ』(針布読書会)【蔵書検索】
▼『千歳の春秋-創立五十周年記念校史-』(千歳高校)【蔵書検索】
▼『酒井養淳備忘日記』(調布市立図書館)【蔵書検索】
▼『酒井養淳備忘日記 続』(調布市立図書館)【蔵書検索】
▼『激動の時代を生き抜く』(千歳高校同窓会)【蔵書検索】
▼『太平洋戦争と調布』(調布史談会)【蔵書検索】
▼『中小都市空襲』(三省堂)【蔵書検索】
▼『桐-桐朋女子学園創立二十周年記念誌』(桐朋学園)【蔵書検索】
▽米軍マイクロフィルム資料(国立国会図書館 憲政室)
▽帝都防空本部情報(東京都公文書館)
▽日本軍資料(防衛研究所図書館)

三多摩空襲民間犠牲者は1,598名

昨年の2015年(平成27)7月に立川で催した「第三回三多摩平和交流会」で、17年間かけてグループで調べた三多摩の民間人の空襲犠牲者を氏名を公開しました。
 その人数は1,598名、調布市域では13名が犠牲になっています。

基本情報

問い合わせ: 調布市立中央図書館 地域情報化担当
042-441-6181