調布の蔵

-えっ、調布の蔵?-

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  そうです!なんと調布には100棟を有に越える蔵が現存しています。しかし、この5年間で3棟も消えているのも現実なのです。調布に住んでいる多くのひとでも蔵の存在に気を留めた人は意外と少ないのではないでしょうか。そこで、調布には素晴らしい蔵がたくさんあることを知っていただきたいという思いで調布の蔵をスケッチによりご紹介します。
 

2006年12月 「調布の蔵」製作チーム
 
     
 

-調布の蔵の特徴-
調布の蔵のほとんどは明治以後に建てられていますが、数棟が江戸末期の建造のものもあります。蔵の災難は1923年(大正12)の関東大震災と1955年(昭和30)甲州街道バイバスの建設、1964年(昭和39)の野川の氾濫により多くの蔵が姿を消し改修されています。
 


 
-蔵の種類-
 蔵は農家の蔵と商家の蔵に大別されます。昔は農家の蔵には米蔵、穀蔵、繭蔵、味噌・醤油蔵などがあり、商家の蔵は米蔵、酒蔵、味噌・醤油蔵に加え宝蔵、金蔵、商品を保管するための蔵など多様に使われていたようです。また、衣類・家財道具を収納した文庫蔵や村の飢饉対策用の郷蔵(倉)もかつてはありました。
 現在は流通システムの利便性により物を保管格納する必然性がなくなり、ほとんど物置がわりに使われているようです。 蔵の構造骨組みは基本的に木造で、外壁は土塗り、漆喰塗り、板張り、石貼り、その組み合わせなど様々です。屋根はすべて切妻であり、半数以上が置屋根形式です。これら建築的要素で構成されている蔵は独特の雰囲気のある佇まいを感じさせ、調布の貴重な景観を形成しています。

 (町名別)
  上石原   18棟     深大寺東町  7棟
  富士見町   0棟     布 田   13棟
  東つつじヶ丘 4棟     調布ヶ丘   0棟
  国領町   12棟     深大寺北町  3棟
  八雲台    0棟     佐須町   11棟
  下石原    3棟     多摩川    0棟
  深大寺元町 12棟     若葉町    2棟
  染 地    0棟     入間町    8棟
  菊野台    2棟     西 町    0棟
  仙川町    8棟     深大寺南町  1棟
  野 水    0棟     小島町    7棟
  西つつじヶ丘 1棟     緑ヶ丘    0棟
  柴 崎    7棟     飛田給    1棟
    (2006年12月現在・古橋研一氏調査による) <合 計> 120棟