子どもの読書環境

-調布の子どもの読書環境-

本を読むという事は、一生続く心の栄養です。私たちは本を読むことで、言葉も知識も知恵も想像力も、そして思いやる心も育てることができるのです。 その恵み、その喜びをぜひ子ども達に知ってほしい、そしていつまでも読書と共に人生を歩んでほしい、この思いはだれもみな同じでしょう。現在調布市では、 平成18年4月策定予定の調布市子ども読書活動推進計画への準備が行われています。子どもの読書への順風を感じるこのような動きの中で、 では実際に調布の子どもの読書を取り巻く環境は、どのような様子なのでしょうか。子どもの読書環境で一番大きいものは、もちろん家庭であると思われます。 しかし、それをサポートし、さらに発展させるものとして、「学校図書館」と「書店」そして「おはなし会」を考えてみました。「学校図書館」と「書店」は、 子ども達が直接本を手にすることができる場所です。また、「おはなし会」は、子ども達に本の楽しさを積極的に伝える事ができる場所です。これらの現状を情報収集し、 みなさんに発信する事で、調布の子どもの読書環境を総合的にとらえてみたいと思います。そして、子ども達の読書環境を少しでもより良いものとする力となれれば、とひそかに願っております。
  なお「学校図書館」だけでなく「公共図書館の子どもサービス」も、もちろん大切な環境であることはいうまでもありません。 こちらについては調布市立図書館の子ども室案内をぜひご覧になってください。

2006年1月 「子どもの読書環境」製作チーム


-調布の学校図書館-
学校にいっている子ども達にとって、一番身近な図書館は学校図書館でしょう。教室や校庭、体育館などと同じように、子ども達が一日の多くの時間を過ごす場所=学校 にあるからです。そして、読書の楽しさや習慣を覚えるだけでなく、「調べる」という、生涯を通じて必要なスキルを身につけられる場所でもあります。 今、調布市立小中28校には、学校図書館専門嘱託員が全校配置されています。館内整備や資料の組織化に取り組み、読書・学習・情報センターとしての役割を果たすことのできる 図書館を目指しています。また、PTAや地域の協力を得ることもよく行われています。このような学校図書館の様子や活動、 各校の校長先生の学校図書館への思いなどを、28校それぞれご紹介します。