ジュゼッペ・キアラ

調布サレジオ神学院にあるジュゼッペ・キアラの墓碑

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ジュゼッペ・キアラの墓石

ジュゼッペ・キアラ(1602~1685)はイタリア、シチリア島出身のイエズス会宣教師。鎖国、キリスト教禁教下の日本に潜入し捕らえられ、拷問によりキリスト教を棄教。岡本三右衛門の日本名を与えられ、小石川の切支丹屋敷に幽閉され一生を終えました。当初小石川無量院(現廃寺)に墓がありましたが、様々な経緯の末1950年(昭和25)に調布のサレジオ神学院に墓石が移されました。2016年(平成28)調布市の文化財に登録。遠藤周作著『沈黙』の主人公のモデルとされています。2016年(平成28)5月、サレジオ神学院の巡礼団により、シチリア島の教会に肖像画があることが確認されました。

<参考資料>
★『チマッティ神父―本人が書かなかった自叙伝 下 激動の昭和史を生きた宣教師』 p76~77
★『殉教者シドッティ』 p27~28
★『沈黙』(遠藤周作 著)
★『安吾戦国痛快短編集』 p147~195
★『続々群書類従 第12』宗教部〔2〕 p598~668
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